ヤフーショッピングのストアデザインって充実させたら売上アップしますか?
デフォルトのテンプレだと何か問題はありますか?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ストアデザインは充実させるべきなのか?
- ストアデザインが売上に直結しない2つの理由
- ストアデザインの営業は無視でOK
- ストアデザインは必要最低限でOK
- ちょっと手を加えたい方向けのおすすめデザインについて
本記事の信頼性
この記事を書いている私はヤフーショッピング出店歴4年です。ヤフーショッピングの出店・運営に関する情報をブログ、Youtube、Twitterなどでヤフーショッピングに関する最新情報発信をしています。
ヤフーショッピングに出店すると、売上アップのためにお店の看板(ヘッダー)画像やおすすめ商品の掲載、カテゴリーを整えたり、お金かけて充実させた方がいいのかな?と疑問に感じたことはありませんか?
ヤフーショッピングに出店した当初は、他店のストアデザインを見たり、ヤフーの営業担当者さんからのおすすめもあって、ストアデザインについて色々と悩んだ経験があります。
実際自分のお店を持つストアデザインにあれこれ手を加えたい衝動にもかられたりしますよね。
そこで今回は実際にヤフーショッピングのストアデザインについてあれこれいじった経験や、売上アップのために自分が運営してきた経験を踏まえてヤフーショッピングのストアデザインについて深堀していきます。
本記事を通じてヤフーショッピングのストアデザインは売上アップにつながるのか?デフォルトでも問題ないのか?疑問に思っている方の参考になれば幸いです。
Contents
ヤフーショッピングのストアデザインは充実させるべきなのか?
ストアデザインは充実させなくてもOKです。
なぜならストアデザインが充実しているかどうかは売上に直結しないからです。
充実というとちょっと表現があいまいなので、ここでいう充実の定義を次のようにします。
数万円~数十万円のコストをかけて看板画像やおすすめ商品の掲載など、”なんかきれいなショップだよね”と思われるようなストアデザインのこと
なんとなく伝わりますかね。
なぜストアデザインを充実させたいと思うのか?
そもそもなぜストアデザイを対策した方がいいと思ったのでしょうか?
多分売上を伸ばしたいからですよね。
ヤフーショッピングのことをあれこれ考える理由は売上を伸ばしたいからです。そもそも稼ぐために出店しているわけですから。
じゃあなんでストアデザインを充実させると売上が伸びると思ったのか?というと他のお店が充実しているからなんですよね。
ストアデザインが充実しているお店が多い
ヤフーショッピングを見渡してみると、かなりストアデザインが充実しているストアさんってありますよね。
そんなストアさんを見ると、やっぱり稼いでるお店ってこうやってデザインもきちんとしてるんだなーと考えると思います。
出店当初の僕はそんな風に思った記憶があります。
ただ今となってはこれは絶対に違うと言えます。
僕自身ヤフーショッピングに出店してから4年間、どうしたら売上アップできるのか?を考えてきましたが、その結論として、ストアデザインは売上に直結しないという結論になりました。
ではなぜストアデザインが売上に直結しないのか?について解説します。
ストアデザインが売上に直結しない2つの理由
理由は2つあります。
- 商品購入の理由にならないから
- ストアデザインなんてほとんど見てないから
商品購入の理由にならないから
あなたはお店で商品を買いたいなーって思った時に、どんな理由で商品を購入しますか?
ネットで買うことを前提に考えれば、僕なら値段が安いとか、ストアの評価が高いとか発送が早いといった理由で商品を購入します。
なぜなら少ないお金ですぐに手元に商品が届くという価値を提供してくれるからです。
多くのお客さんは、お店がめっちゃおしゃれだからそのお店で商品を購入しよう・・・とはなりません。
なぜならお店がおしゃれなデザインであることはお客さんにとって何の価値提供もしないからです。
例外的に実店舗のスターバックスなんかはあえて椅子同士の距離を空けて、心地よい空間を提供することをコンセプトにしていたりもしますが、ネットショップではそんなことありません。
レビューを見れば明らか
とはいえそれはナオさんの個人的な感想ですよね?(ひろゆき風)という意見もあるかもしれません。
確かに僕がそう思うというだけであって、他の方にとってそうとは限らないですよね。
でも他の方も僕と同じように考えている決定的な理由があります。それがレビューです。
レビューはお客さんがそのお店や商品を購入した感想や意見そのものです。
そしてなぜレビューをするのか?というと○○という理由で購入したけど、実際どうだったか?という答え合わせをするためです。
そのレビュー(答え合わせ)の中に、”お店のデザインがおしゃれだったので利用してよかったです”とか”このお店のストアデザインがしょぼいので不安でした”なんてレビュー見たことありますか?
少なくとも僕は一度もありません。
つまりお客さんはお店のデザインについての感想や意見はほとんどない→つまりそもそもそんな理由で購入していないことがわかります。
ストアデザインなんてほとんど見てない
ストアデザインはほとんどお客さんに見られていません。
なぜならヤフーショッピングではそういう仕様になっているからです。
ヤフーショッピングは沢山の出店者を募って、商品を購入してもらうことで、手数料を出店者から徴収する手数料ビジネスです。
手数料を効率的に徴収するためには、お客さんが最短で商品を見つけて、サクッと購入してもらう必要があります。
そのためヤフーショッピングではトップページの検索窓やカテゴリーページから検索することで、直接商品ページにアクセスします。
つまりストアデザインを確認するようなストアのTOPページにはほとんどアクセスすることなく、商品が購入できてしまうんですよね。
むしろそれがヤフーの求めていることなので、いちいちストアのTOPページ経由で商品ページにたどり着くなんて仕様になっていません。
あくまで私のケースですが、各商品ページへのアクセスに対してショップのTOPページへのアクセス比率は0.2%です。
その0.2%のためにストアデザインを充実させる必要がありますか?ということです。
ストアデザインは商品購入理由にならない
ストアデザイン自体をお客さんがしっかりと見る機会はほとんどない
ストアデザインの営業は無視でOK
ヤフーショッピングに出店した後、ヤフーからストア構築やストアデザイン案件の営業がかかってきます。
基本的に無視でOKです。
なぜなら上述したように、ストアデザインを充実させても売上に直結しないからです。
しかもこうした案件で数十万円するんですよ。
そのお金を投資する価値はないので、その資金は仕入れに回す方が効果的です。
ストアデザインに関する営業案件は無視でOK
とはいえじゃあストアデザインは何も手を加えなくていいんですか?
そんな・・・そんな・・・こんなデザインじゃあさすがにどんなお店なのかもわからないじゃないですか!って思いますよね。
ストアデザインは必要最低限でOK
個人的にはデフォルトのテンプレートでも別に構わないと思っています。
ただ実際に運営してきた経験を踏まえるとデフォルトよりは、必要最低限整えた方がいいかなと思っています。
この必要最低限というのは自分で作成するもしくは1万円くらいで外注するイメージです。
結論からお伝えするとちょっと手を加えたヘッダー画像とフッター画像の設置です。
ストアデザインは最低限整えたヘッダー画像とフッター画像でOK
なぜヘッダー画像とフッター画像は必要なのか?
商品ページの情報だけで問題解決できないことがあるからです。
商品ページには基本的に商品に関する情報が記載されています。
ただその商品についてもう少し詳しく知りたいとか、商品に不備があったとか、商品に直接関係ないことで確認したいことってありますよね?
実際僕自身ヘッダー画像やフッター画像でそうした情報を掲載していなかったことによって、同じような質問や問い合わせが何度も来ることがありました。
そうした背景もあって、結果的にお店のヘッダー画像とフッター画像を設置し求められる情報を掲載するようにしました。
ヘッダー画像の目的は?
ヘッダー画像ではどんな情報を掲載するのがおすすめなのか?というと
- どんなお店なのか?
- お店の強みや特徴
などは必要だと思います。
どんなお店なのか?
この商品が欲しいと思っても、よくわからないお店から買うのはちょっと躊躇されることがあります。
顔の見えないネットだからこその不安かもしれません。
なぜならこれって正規品ですか?とかこれって消費期限どうですか?みたいに商品がちゃんとしたもなの?と些細な疑問を感じることもあるからです。
こうした時にその商材のや商品の専門店など、どんなお店として運営しているのかを大々的に公開することで、お客さんへの安心感につながります。
お店の強みや特徴
同じ商品が複数店舗で扱わていた場合、お店同士が比較されます。
こうした時にお店の特徴や強みが視覚的に伝えられると、成約の後押しになることがあります。
フッター画像の目的は?
- 問い合わせ先
- 返品や交換対応について
- 営業時間や問い合わせ対応時間
などの掲載ですね。主にはお客さん自信なんらかのトラブルや問題が発生した時の相談案内です。
問い合わせ先
商品に関して聞きたいことがあったり、商品の不備があった時など何らかの連絡をしたい場合にお客さんが探すこともあります。
もちろん問い合わせフォームがあるので、そちらも活用されることがありますが、窓口は沢山あるほうがお客さんが選択できるのでおすすめです。
返品や交換対応について
商品の返品や交換についても相談されることもあります。
一方的にお客さん都合で色々と言われることもありますが、基本的にはお店のルールはお店が決めてOKになっています。
そのためトラブルになった時の自衛目的のためや、やりとりの情報開示の記録としても活用できるのでおすすめです。
営業時間や問い合わせ対応時間
お客さんからの問い合わせや連絡の返答が遅れることで憤慨されることがありました。
こうした時に事前に営業時間や問い合わせ対応時間を提示しておくことでお客さんへの案内や何か言われた時の自衛に役立ちます。
ストアデザインの目的
ストアデザインの目的は売上アップではなく、お客さんとの売買をよりスムーズに行うためというのが僕なりの意見です。
ちょっとした疑問や困った時にもできるだけ迅速に対応できるように、商品ページには記載できないストアに関連する情報をわかりやすく伝えるということがストアデザインの目的だと自負しています。
僕自身はこうした情報を掲載するために、必要最低限のストアデザインを約1万円くらいで外注しました。
中には自分で画像制作できるという方もいると思いますので、それでもいいと思います。
このストアデザインに関する相談も非常に多いので今回は記事にしました。
もし僕がヘッダーやフッターを依頼した外注さんが気になる方はこちらをご確認ください。
ネットショップ運営周りのデザインを色々担っているので、僕自身も現在進行形で色々おねがいしています。
例えばサンクスカードとかチラシとか商品画像とかですね。
こうしたバックヤード業務は自分でもできますが、専門家にお任せしてその時間を稼ぐ事に注力した方がより合理的です。
あなた自身でココナラやクラウドワークスで探すこともできますが、もしそうした時間がもったいなかったり、お願いする人の選定基準に悩んでいるのであればおすすめします。
僕に相談された方の多くのはお願いしていますよ。
まとめ
今回はヤフーショッピングのストアデザインは充実させるべきなのか?について解説してきました。
結論として必要ありません。
なぜならストアデザインの良し悪しは売上に直接的に影響するわけではないからです。
とはいえ全く何もしなくても問題ないのか?と言われると、必要最低限の情報を提示するためのヘッダー画像とフッター画像の設置がおすすめです。
ヘッダー画像やフッター画像はあなた自身で作成してもいいですし、ココナラやランサーズでも探してもらっても大丈夫です。
ただ僕自身がどんな情報を掲載しているのか?どんな人にお願いすればいいのか?を悩んでいるのであれば、現在進行形でお世話になっているクリエイターさんを紹介しました。
よければ連絡とってみてください。
ヤフーショッピングのストアデザインは、出店審査を通過した後に営業電話などもありますが、スルーするようにしてください。